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泉なんですが、第2として「花」ですね、花の街道をつくるとか、花畑をみせるとかいうのが一つの大きなセールスポイントになっていますので、今回も花ということを中心に二つの町を取り上げて見ましたので、その辺のとこもぜひみていただければと思います。
もう一つおもしろいのは、行政との絡みの問題です。松崎で新しく−松崎町役場に勤める有志なんですけれども、10人ぐらいで人力車「伊豆松崎組」というのを平成6年につくったんです。これが非常に注目を集めていまして、自分たちで人力車も全部買ってそろえて、土曜、日曜の職場の休みのときに町の中を走って町おこしをして観光客とのスキンシップを図っている。先ほど創造文化の話が出ましたが、新しいものをつくるということも大切だと思っています。この人力車「伊豆松崎組」というのはまさに新しいもの。しかも交流をふやす。村井先生がお話されたように交流をふやすということが文化だと思うし、私は人と人との流れ、「人流」とあえていっていますが、こういうことで人流もよくなってきているということですので、新しいもの、これを文化と呼んでいいかどうかは別としても、観光と文化という意味でこういった新しい取り組みのこともちょっと書いておりますので、またみていただければと思います。
鈴木委員長 日本と離れますけれども、日本が戦後、自動車とかハイテクで国を興してきましたが、いわゆる第三世界がそれができない。では、第三世界は何によって国を興そうとしているのかというと観光立国なんですね。1988年を中心にしてアジアが、タイ、フィリピン、マレーシア、インドネシアと1年間を観光年にして、最後にASEAN全体で1年間を観光年にして、観光客を集めることによって国を興そうという機運がありました。
そのためにどういうことが行われているかというと、新しいものをつくろうという観点からしましても、例えば今一番観光客が行くところの一つがキューバなんですが、キューバの音楽に対して、最高のキューバの作曲家、振付師、音楽家を国が動員して−もともとキューバにある音楽は、日本の音楽と同じように祭祀を中心としたものですから2週間も3週間もかかるんですね。それを観光客用に30分に集約して、ナンバーワンの振付師から音楽家からダンサーを動員してそれを教えて観光客を集めているんですね。ハワイがそうです。それから、バリ島がそうです。
そのように第三世界が観光によって観光立国をしようとしています。どういうことがあるかというと、1945年に戦争が終わっていますが、1950年に世界中で観光に出た人が2,500万人ですね。これが10年ごとに倍増しております。そして、1990年に4億2,000万人が観光に出ています。2000年の推定が9億人なんですね。21世紀は、恐らく観光によって−9億人というと、その時の国連の推定の見積もりが63億人ですから、7人に1人が世界観光に出るということになるんですね。21世紀は、観光によって民族が大移動するだろうと、これはWTOの推測なんです。そして、そのことに対して、今や第四世界までそれ
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